故人を見送るために

お見送りにはいくつかの手順があります

突然訃報が届いた時、あなたはどうしますか。

お通夜に出席できるか予定を確認したり、喪服を探してクローゼットを開けたり。
誰かが亡くなり、お葬式に出席することになると、どうしても慌ただしくなりがちです。
ですが、家族を亡くしたばかりの遺族に負担をかけないためにも、落ち着いた行動、気配りを行う必要があります。

「葬儀は死者を弔うと同時に、残された人間のためのものでもある」という話があります。
故人の冥福を祈り、感謝の気持ちと別れを告げ、気持ちにひとつの区切りをつける葬儀は、宗教的であると同時に、社会的な役割も大きい行事であるといえます。
実際昔の日本では、通夜の際一晩中故人に付き添ったり、葬儀後も列を組み、墓地まで故人を送る「野辺送り」を行ったりと、弔事に長い時間をかけ、親しい人を亡くした悲しみと向き合いました。
現在では生活習慣の変化や技術の発達により、通夜のみの参加も一般的になってきました。
ですが葬儀という行事の果たす役割は変わらず、出席する際にはマナーが求められます。

それでも、一番大切なのは故人を悼む気持ちと、遺族への気遣いです。
葬儀では厳格なマナーというのは少なく、地域や故人の宗派によって変化します。
服装や手順などの基礎知識を知っておき、十分気を使う必要がありますが、その場に合わせて柔軟に対応し、弔意を表します。
ここでは、初めて葬儀に出席する方、出席した経験の少ない方などの参考にしていただけるよう、基本的なマナーをまとめています。